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2020.11.28セミナー
第40回日本看護科学学会学術集会で触れるケアの交流集会
「触れるケア」をテーマに交流集会を開催
第40回日本看護科学学会学術集会で「触れるケア」をテーマとした交流集会を実施します。 今月、出版される私たちの本「看護にいかす 触れるケア」の共著の岡本佐智子先生と私が発表する予定です。 今年の学会は、コロナの影響でWEBで開催されます。 2020年12月1日からオンデマンド配信が始まり(12月25日まで)、ライブ配信は12月12日(土)・13日(日)です。 私たちの交流集会は、12月12日㈯の朝9時から9時20分までライブで行われます。 その日までにオンデマンド配信される、私たちの発表を動画(30-60分)でご視聴いただいた上でライブの交流集会にご参加いただくことになります。 詳しいプログラムはこちら、日程表はこちらからご覧いただけます。交流集会の詳細について
触れるケアの Implemention ~ after コロナに向けて患者にマッサージを実施する ためのエビデンスと条件~(交流集会 K1) 〇岡本 佐智子1、船場 清三1、平井 玲子1 見谷 貴代2、佐藤 安代3、渋谷 えり子4、平野 裕子4 1.東都大学 幕張ヒューマンケア学部 看護学科、2.アイグレー合同会社、 3.日本保健医療大学 保健医療学部看護学科、4.埼玉県立大学 保健医療福祉学部看護学科 ライブ交流の時間は 2020年12月13日㈯ 9:00~9:20 zoom3 です。 ★視聴していただく際は、事前に第40回看護科学学会学術集会に参加申し込みが必要です。
看護における触れるケア
今、看護でもリラクセーション技術に対する看護師の興味や関心は高まっています。しかし、実践に結び付けるのは難しく、患者へのアプローチに悩んでいる人も多いのが現状です。看護師がケアを目的で患者の体に触れる「タッチング」は「触れるケア」とも呼ばれ、患者の苦痛を緩和し、安楽をもたらす看護技術です。 一般社会で、リラクセーションのサロンで行われるアロマトリートメントやマッサージとは異なり、看護師が患者に提供する触れるケアは、患者をアセスメントし、1人1人の状態に合わせた方法で、科学的根拠に基づき安全安楽に行われなければいけません。そして、実施には責任が伴います。 今年はコロナ(COVID-19)により、感染予防の観点から人と人との距離を保たなければならない状況になりました。人との距離は心の距離にもつながります。この経験で、感覚的な刺激や人との関りの減少が不安感を高めるのを実感したのではないかと思います。 触れるケアは、ストレスや不安の高い時だからこそ、必要な援助であり、after コロナでは、安全に触れるケアを行うことが求められるようになると思われます。アフターコロナの触れるケアを考える
交流セッションでは、触れるケアの中でも看護マッサージを取り上げ、看護技術としてのマッサージと商業的マッサージの違い、エビデンスの構築と看護師が患者にマッサージを実施するための条件、感染予防と触れるケアについて岡本佐智子先生が発表します。 そして私からは、なぜアロマセラピストから看護師になったのか、臨床での触れるケアの実践例について、看護師が行う触れるケアで必要なこと、実施したメディカル・タッチ®の看護研究についてお話します。また、触れるケアのImplementationとして、私たちは今、これからの時代に合った触れるケアを考えています。それが、「触れるケアの定量化」です。発表では、触れるケアの定量化についてもお話させていただきます。 発表する動画の資料は自分で撮りました。なかなか慣れない作業に、30分の動画を撮るのに2日もかかってしまいました。学会用に特別に作った渾身の作ですのでぜひ、ご覧ください。
