こんにちは、マシュマロ・タッチの前川です。
ある日、仲の良い友達から「がんになった」と告げられたら
何を言えばいいのか、どんな風に接すればいいのか、戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。
「何かしたい。でも、何をすればいいの?」
そんなとき、少しでも気持ちが伝わるサポートのヒントをご紹介します。
目次
がんの告知を受けた直後は、本人も家族も、気持ちの整理が追いついていないことが少なくありません。
そんなとき、無理に励まそうとしないことが大切です。
「大丈夫だよ」と言いたくなる気持ちもわかりますが、それよりも
「話したくなったら、いつでも聞くよ」と、そばにいる姿勢を示すほうが、心の支えになります。
病気のことを、無理に話題にしなくても構いません。
普段通りに過ごす時間こそが、心を落ち着かせる力になることもあります。
何か力になりたいと思ったら、日常生活でのちょっとしたサポートを提案してみてください。
例えば
・通院時の付き添いや送迎(負担がなければ)
・食事の差し入れ、買い物の手伝い
・家族のケアが必要な場合のサポート(子どものお迎えなど)
本人が遠慮して断るかもしれませんが、「いつでも言ってね」「無理しなくて大丈夫だよ」と言葉を添えると、気持ちが伝わりやすくなります。
がん患者さんのなかには、言葉をかけられるよりも、そばにいてくれるだけで安心するという方もいます。
特別なことをしなくても、そばにいるという行動そのものが、心の支えになることもあるのです。
そしてもうひとつ大切なのは、あなた自身の心の不安にも気づいてあげること。
大切な人が病気になると、「自分は何もできない…」と落ち込んだり、無力感を抱えたりすることもあるかもしれません。
そんなときは、自分の気持ちもケアすることが、支え続ける力になります。
大切な友達ががんになったとき、「自分には何もできない」と感じてしまう方も少なくありません。
でも、そんなときにこそ、“ふれる”という方法があることを、知っておいてほしいと思います。
マシュマロ・タッチは、押したり揉んだりせず、ただやさしくなでるように触れるタッチングケア。
言葉がなくても、気持ちがそっと伝わっていく、安心を届ける触れ方です。
実際にがん患者さんからも、
「安心した」
「気持ちよかった」
「温かかった」
という声をよくいただきます。
無理に話さなくても、やさしくふれるだけで
「そばにいるよ」という想いが、ちゃんと伝わることもあるのです。
がんと向き合う友達に、
「何かしたい」「そばにいたい」
その気持ちは、きっと伝わります。
言葉にしなくても、特別なことをしなくても、
やさしくふれることが、あなたにできる「寄り添い方」になるかもしれません。
「温かい」が生まれるマシュマロ・タッチ|がん患者さんに寄り添うタッチングケア講座