学会発表が終わりました!
12月3日から広島で開催された、第日42回本看護科学学会学術集会でタッチングの交流集会で発表しました。2019年の学会で発表して以来、3年ぶりの発表です。
交流集会のテーマは、”ウィズCovid19時代のナーシング・タッチ
語ったもの、変わらないもの”でした。
コロナによって、人との距離をとるソーシャルディスタンスが常となる中
看護の現場でも感染予防の観点から、タッチングの時間や方法が制約されています。
コロナによって、看護の現場でのタッチングについて変わったこと、そして変わらなかったことを
基礎看護や小児・母性、在宅、成人、そして精神看護領域の先生方とともに私も発表させていただきました。
私は、コロナ禍で看護師へのタッチング指導が、どのように変化したのかをお話させて頂きました。
コロナで講座の殆どをオンラインで開催することになりました。リモートでタッチングをどのように教えるのかが大きな課題となりました。
それまでの講座では、受講生同士が相モデルになり人に直接触れて、力加減や触れ方などの感覚を確かめながら習得するしか方法がありませんでした。そのため、オンラインで技術を習得するのは難しいと考えられていました。
そこで、私たちはオンラインでもタッチングを学べる方法がないか模索した結果、考えたのが触覚のデジタル化です。リモートでもタッチングを練習できるように、専用のトレーニング機器を開発しました。トレーニング機器によって、受講生の皆さんが自宅にいながらタッチングの技術をほぼ9割は習得することができるようになりました。最後に対面で実技指導を行っていますが、対面での実技指導の時間を大幅に短縮することにつながっています。
コロナによって、タッチングの指導方法は大きな変化を遂げました。しかしながら、コロナになっても変わらなかったこともありました。今回の学会発表を通して、そのことを再認識することができたことは、とても良かったと思っています。
学会の会場は、広島記念公園からほど近い広島国際会議場と広島国際会館でした。
広島国際会議場は、映画ドライブマイカーのロケ地にもなった場所ですが、建築物の素晴らしさに圧倒されました。
学会の後に少しだけ公園を散策してきました。中学校の修学旅行以来の訪問です。
公園を静かに歩いていると、平和の大切さ、そして有難さが込み上げてきました。
コロナで色んな困難もありましたが、こうやって学会でコロナ禍の活動を発表する機会を頂けたことを
心から感謝しています。