お知らせ

がん患者さんに何かしてあげたい|安心感を届ける寄り添い方

2025/07/30

こんにちは、マシュマロ・タッチの前川です。

がん患者さんのそばにいるご家族は

「自分にできることは何だろう」

と悩む方は少なくありません。

毎日、変わる患者さんの気持ちの波についていけなくて、かける言葉さえ見つからず、そばにいても何もできないと感じるかもしれません。

でも、実は言葉がなくても、

ただ“触れる”ことで、がん患者さんに安心感を届けることができるんです。

がん患者さんのそばにいると、

「どんな声をかけたらいいのか分からない」

「気の利いた言葉が出てこない」

そんなふうに悩む方は少なくありません。

でも実は、がん患者さん自身も、

「何を話したらいいか分からない」と感じていることがあります。

つらい気持ちを言葉にするのは、とてもエネルギーがいるもの。

だからこそ、何も話さなくても安心できる関係性が、患者さんにとって大きな支えになります。

その方法のひとつが、「触れること」なんです。

たとえば、手をやさしく包むだけでも、「ここにいるよ」という気持ちが伝わります。

安心感やぬくもりは、言葉以上に心に届くことがあるのです。

やさしく触れるだけで、ふっと安心できるときがある

がん患者さんの心には、さまざまな不安が渦巻いています。

治療への不安、家族にかける負担への気がかり、先のことを考えるのが怖くなってしまう気持ち…。

そんな中、誰かに手をそっと握ってもらったとき、肩の力が抜けて、ふっと気持ちがやわらぐ。

そんな瞬間を経験した方も、いらっしゃるかもしれません。

言葉では伝えきれない思いを、「触れること」で静かに包み込むことができます。

「ここにいるよ」

「ひとりじゃないよ」

触れるだけで、伝えられるんです。

触れることは、誰でもできるけど…

「触れる」ことは、誰でもできます。でも、どんな触れ方をしてもいいわけではありません。

実際、同じように、やさしく触れたつもりでも、不快にさせたり、かえって緊張させてしまうこともあります。

ただ“やさしく触れる”だけでは、安心感は伝わらない

がん患者さんの身体は、治療の影響でとても繊細になっていることがあります。

例えば…

・手術や放射線治療の影響で、皮膚が敏感になっている

・抗がん剤の副作用で、しびれや違和感がある

・緊張や不安で、心も体も常に張りつめている

こうした状態にあるとき、「触れる」ことは、実は想像以上に繊細な意味を持ちます。

気づかないうちに、相手に「負担」をかけてしまうこともあるのです。

だからこそ、「ただなんとなくやさしく撫でる」だけでは届かないこともあります

今、その方がどんな状態にあるのか

がん患者さんのお身体に配慮しながら、気持ちに寄り添う触れ方が大切なのです。

“やさしいだけ”ではなく、“伝わる”触れ方を

がん患者さんの身体や心に、本当のやさしさを届けるには、

ただ優しく触れるだけでは不十分です。

相手の状態を理解し、身体への影響に配慮しながら、

がん患者さんに「負担をかけずに安心を届ける」触れ方には、確かな工夫と技術があります。

けれど、それは決して難しいものではありません。

少しの知識と練習で、誰にでも身につけることができます。

 

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