こんにちは、マシュマロ・タッチの前川です。
がん患者さんのそばにいるご家族は
「自分にできることは何だろう」
と悩む方は少なくありません。
毎日、変わる患者さんの気持ちの波についていけなくて、かける言葉さえ見つからず、そばにいても何もできないと感じるかもしれません。
でも、実は言葉がなくても、
ただ“触れる”ことで、がん患者さんに安心感を届けることができるんです。
目次
がん患者さんのそばにいると、
「どんな声をかけたらいいのか分からない」
「気の利いた言葉が出てこない」
そんなふうに悩む方は少なくありません。
でも実は、がん患者さん自身も、
「何を話したらいいか分からない」と感じていることがあります。
つらい気持ちを言葉にするのは、とてもエネルギーがいるもの。
だからこそ、何も話さなくても安心できる関係性が、患者さんにとって大きな支えになります。
その方法のひとつが、「触れること」なんです。
たとえば、手をやさしく包むだけでも、「ここにいるよ」という気持ちが伝わります。
安心感やぬくもりは、言葉以上に心に届くことがあるのです。
がん患者さんの心には、さまざまな不安が渦巻いています。
治療への不安、家族にかける負担への気がかり、先のことを考えるのが怖くなってしまう気持ち…。
そんな中、誰かに手をそっと握ってもらったとき、肩の力が抜けて、ふっと気持ちがやわらぐ。
そんな瞬間を経験した方も、いらっしゃるかもしれません。
言葉では伝えきれない思いを、「触れること」で静かに包み込むことができます。
「ここにいるよ」
「ひとりじゃないよ」
触れるだけで、伝えられるんです。
「触れる」ことは、誰でもできます。でも、どんな触れ方をしてもいいわけではありません。
実際、同じように、やさしく触れたつもりでも、不快にさせたり、かえって緊張させてしまうこともあります。
がん患者さんの身体は、治療の影響でとても繊細になっていることがあります。
例えば…
・手術や放射線治療の影響で、皮膚が敏感になっている
・抗がん剤の副作用で、しびれや違和感がある
・緊張や不安で、心も体も常に張りつめている
こうした状態にあるとき、「触れる」ことは、実は想像以上に繊細な意味を持ちます。
気づかないうちに、相手に「負担」をかけてしまうこともあるのです。
だからこそ、「ただなんとなくやさしく撫でる」だけでは届かないこともあります。
今、その方がどんな状態にあるのか
がん患者さんのお身体に配慮しながら、気持ちに寄り添う触れ方が大切なのです。
がん患者さんの身体や心に、本当のやさしさを届けるには、
ただ優しく触れるだけでは不十分です。
相手の状態を理解し、身体への影響に配慮しながら、
がん患者さんに「負担をかけずに安心を届ける」触れ方には、確かな工夫と技術があります。
けれど、それは決して難しいものではありません。
少しの知識と練習で、誰にでも身につけることができます。
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