乳がんと向き合う梅宮アンナさんや、大腸がんを乗り越えた原口文仁選手が登壇した「ちゃやまちキャンサーフォーラム2025」。 私たちも8名のマシュマロ・タッチ認定者とともに、今年も体験ブースを出展しました。
目次
マシュマロ・タッチは、がん患者さんや高齢者の方にも安心して行える、優しく「触れる」ことに特化したタッチケアです。特別な技術はいらず、誰でも安全に、心地よさを届けることができます。
今日は、多くの涙と笑顔に包まれた当日の様子と、そこで改めて感じた「家族ができる心のケア」についてご報告します。
体験ブースには、がん患者さんを中心に73名の方々が訪れ、生徒さんが交代でハンドタッチを行いました。
11時の開始前から行列ができ、16時の終了後も「受けてみたい」と訪れる方が絶えませんでした。
「気持ちいい」
「やさしい」
「眠くなる」
「気持ちが落ち着いた」
「手が温かくなった」
中には、昨年に続いて受けに来ていただけた方やNHKの「あさイチ」を見て、受けてみたかったという方もおられました。
抗がん剤治療中など闘病中の方も多くいらっしゃいました。
不安や緊張が続く中で、少しでも「ホッとできる」時間を過ごしていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。
イベントのステージには、乳がんと向き合う梅宮アンナさん、大腸がんを乗り越えた元阪神タイガース・原口文仁選手が登壇されました。
それぞれの闘病体験や、家族・支援者への感謝を語られました。
「がんと診断されたとき、何が一番つらかったか」
「心の支えになったのは誰だったか」
「病気を発表するきっかけは?」
ご本人の言葉で語られる体験は、会場を静寂で包み、多くの方が真剣に耳を傾けていました。
がんと向き合う方々やそのご家族、支援する医療者にとっても、大きな勇気をもらえる時間となりました。
お二人の話を聞き、あらためて「触れるケア」の力を感じた1日でもありました。
「大丈夫だよ」「そばにいるよ」 そんな言葉だけでは伝えきれない想いを、そっと触れる手が届けてくれます。
がんと向き合う日々のなかで、心と身体の両方に働きかけるマシュマロ・タッチが、少しでも安心や穏やかさにつながっていれば嬉しいです。
あらためて、この活動の意味を深く感じた一日となりました。
会場では、展示ブースをめぐるスタンプラリーも開催され、台紙を手に多くの方が笑顔で会場を回っていました。
実は私も挑戦して、らいよんチャンのグッズ(といってもティッシュペーパーですが…笑)をいただきました! もったいなくて、まだ使えていません。
ご来場いただいた皆さま、ブースにお立ち寄りいただいた皆さま、心よりありがとうございました。
今回のイベント会場でも、「自分でも家族にしてあげたい」「どうやって学べるの?」というお声を多くいただきました。
「私にできるかな?」「痛くないかな?」と心配される方もいらっしゃいますが、マシュマロ・タッチは「誰でも、安心して、心地よく」行えるのが最大の特徴です。
がん患者さんのご家族や支援者の方向けに、やさしく触れるケアを学べる講座をご用意しています。オンライン体験講座もございますので、まずは「大切な人のために」お気軽に覗いてみてくださいね。
▶︎ 詳しくはこちらから
がん患者さんへのタッチング講座ご案内ページ
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