こんにちは、前川です。
今日は、大切なことを気づかせてくれる一冊の絵本と、その背景にある高校生の小児がん支援の活動についてご紹介します。
目次
「きみのたからものって、なに?」
この絵本は、こんな問いかけから始まっています。
普通の生活が、ある日、突然変わってしまう。 大好きだったことができなくなる。食べたいものも、ちょっと我慢。
でも、僕は変わっていない。ちゃんと僕のまま。
今を大切に、 できることを全力で それが明日につながっている。
読み終わると、誰にとっても、普通の日が宝物なのを気づかせてくれます。
この絵本は、大地くんの作文がもとになっています。
朝、起きて、学校に行き、勉強をしたり、友達と遊んで話す。放課後のクラブ活動や習い事、夜になったら家族と一緒にご飯を食べて、自分のお布団で寝る。
そんな生活が、病気によって全部変わってしまう。それは大人でもつらく、受け入れ難いことだと思います。
でも、大地くんは、そうした病気を受け入れ、「明日があると限らないから、今を大切に、全力でやる。」と作文に書いています。
彼の残した想いが、美しいイラストとともに描かれる物語は、私たちがつい見落としてしまいがちな「あたりまえの日常(ふつうの日)」の尊さを教えてくれます。
昨年、リレー・フォー・ライフのイベントで、大地くんのお兄さんとお会いした時、弟の絵本を作りたいと語られていました。 それが、半年後には絵本としてカタチになって、今、私の手元にその一冊があります。
小児がんは、15歳未満の子どもにみられるがんの総称です。日本では、1年間に約2,500人が小児がんと診断されています。
白血病や脳腫瘍などのほか、胎児のときの細胞がもとになってできる「芽腫(がしゅ)」と呼ばれる子ども特有のがんなどがあります。
最大の違いは、生活習慣が原因ではないという点です。 大人のように喫煙や食生活などが関わって発症するわけではありません。そのため、誰のせいでもなく、予防が難しい病気なのです。
小児がんに特別な初期症状はほとんどありません。 「熱が続く」「頭痛がする」「どこかを痛がる」といった日常のよくある体調不良で受診した結果、がんが見つかったというケースも少なくありません。
そのため、過度に心配しすぎる必要はありませんが、「いつもと違うな」「症状が長引くな」と感じたときは、我慢せずにかかりつけの小児科に相談することが大切です。
それぞれの種類や詳しい症状については、国立がん研究センターの公式ページで分かりやすく解説されています。
がん情報サービス(国立がん研究センター)
https://ganjoho.jp/public/life_stage/child/about.html
大地くんのお兄さんの土井颯汰さんは、弟の想いを胸に、高校2年生のときに「NPO法人おおさかレモネードスタンドプロジェクトPilina(ピリナ)」を立ち上げました。レモネードスタンドは、レモネードを売って、その売り上げを小児がんの支援に寄付する活動です。
小児がんへの理解を広げ、闘病中の子どもたちやそのご家族を支える(小児がん支援)ために、精力的な活動を続けていらっしゃいます。一人でも多くの人にこの想いが届き、支援の輪が広がることを願っています。
絵本の詳細や、プロジェクトの活動については、公式ウェブサイトをぜひご覧ください。
◯おおさかレモネードスタンドプロジェクト 公式サイト https://osakalemonade-pilina.org/
颯汰さんの活動は多くのメディアにも取り上げられています。
◯「宝物は普通の日」小児がんと闘う男の子と兄の8年間 https://www.youtube.com/watch?v=JHV0ulyFDlY
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