こんにちは、マシュマロ・タッチの前川です。
9月15日(月・祝)は「敬老の日」。
日ごろお世話になっているご高齢の方へ、感謝の気持ちを伝える日です。
贈り物やお手紙も素敵ですが、今年は「触れること」で気持ちを伝えてみませんか?
目次
年齢を重ねると、耳が遠くなったり、言葉にすることが難しくなったりする方もいます。
それでも、「やさしく触れられた」ことは、深く心に残るもの。
肌から伝わるぬくもりは、
「あなたを大切に思っています」
「ここにいますよ」
という、言葉以上のメッセージになります。
年齢を重ねた肌は、水分量が減って乾燥しやすく、感覚も鈍くなりがちです。
その分、ちょっとした刺激でも傷ついたり、不快に感じたりすることがあります。
だからこそ、
触れるときは「やさしさと安心」を大切にしなければならないと思っています。
力を入れすぎないように、
温かい手で、ゆっくり、ていねいに。
ちょっとした手当てが、大きな安心につながるんです。
「最近、元気がなさそう」
「むくみや冷えが気になる」
「話しかけても反応が薄い」
そんなときこそ、やさしく「触れる」ことを試してみてください。
たとえば、そっと手を握る、
背中をゆっくり撫でてあげる、
そんなささやかな行為が、相手の不安をやわらげ、深い安心感を届けてくれることがあります。
ほんの数分でも、手のひらのぬくもりや、背中に伝わるやさしいタッチが、
「ひとりじゃないよ」というメッセージになって届きます。
マシュマロ・タッチでは、エビデンスに基づいた「タッチングの5つの原則」に沿って
高齢者の方にも安心して受け取っていただける触れ方をお伝えしています。
やさしく、心地よく、短時間で、安全なタッチングケアを目指しています。
マシュマロ・タッチは、肌への刺激というよりも、「お互いの心に触れる」時間なんです。
敬老の日には、プレゼントやお花も素敵ですが、どうかあなたの「手」も一緒に贈ってあげてください。
タッチングは、どんな言葉よりも、
深くまっすぐに「ありがとう」を伝えてくれます。
特別なことはしなくて大丈夫。
テレビを見ながら手を握るだけでも十分です。
ふとしたタイミングで背中をなでてあげるだけでも、いいんです。
それが「記憶に残るふれあい」になるかもしれません。
敬老の日は、「ありがとう」の気持ちをかたちにする日。
今年は、言葉や贈り物にくわえて、
「やさしく触れる」という贈り物を添えてみませんか?
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