こんにちは、マシュマロ・タッチの前川です。
2025年10月12日、がん患者さんとそのご家族を支えるチャリティイベント「リレー・フォー・ライフ大阪あさひ」に参加しました。このイベントは、がん患者さんやそのご家族、医療者、地域の方々がともに歩き、がんへの理解と支援の輪を広げるチャリティ活動です。
目次
今回は、私の著書
『がんのつらさや痛みをやわらげる 家族ができる12の方法』
を出版してくださった星湖舎さんのご依頼で出展しました。
「マシュマロ・タッチを体験できるブースを作りたい」
というお声がけをいただいての出店です。
会場では、がん患者さんやご家族に、実際にマシュマロ・タッチを体験していただけて、とても嬉しかったです。
当日は14時半から19時まで、生徒さんとハンドタッチを提供しました。ブースに来れれた方の多くが、がん患者さんです。
治療中の方や、体調の不安を抱えている方など、さまざまな方がいらっしゃいました。
マシュマロ・タッチの後には、
「気持ちいいです」
「こんなに、やさしいんですね」
「眠くなる…」
といった声が寄せられ、合計17名の方にマシュマロ・タッチをご体験いただきました。
そして帰り際まで、
「まだ、受けられますか?」
とお声をかけてくださる方もいらっしゃいました。
今回は、生徒さんと一緒に活動できたことも、大きな意味がありました。
実際の現場で、がん患者さんと向き合い、手を通して気持ちを交わす経験は、教室の中では得られない学びです。
言葉ではなく、触れることで伝わる感覚。
その一つひとつが、生徒さんにとっても、確かな気づきとなったようでした。
マシュマロ・タッチは、心と体の疲れを抱える方に向けた静かな触れ方のケアです。
マッサージとは異なり、力を使わず、安心感を届けることを目的としています。
今では、看護師をはじめ、認定者が各地でがん患者さんやご家族の支えとなる活動を広げています。
「何かしてあげたい」
そう思っても、どうすればいいのか迷うこともあるかもしれません。
でも、できることはあります。
それは、そっと手を添えること。言葉よりも伝わるものが、そこにはあります。
マシュマロ・タッチは、がんの患者さんやご家族を支えるために生まれたタッチケアです。
医療資格がなくても学べて、自分の手で目の前の人の不安や緊張をやわらげることができます。
体調がゆらぎやすいがん患者さんにとって、何より大切なのは「安心できる存在がそばにいること」。
その思いを、そっと触れる手に込めることで、あなたにも届けられる時間があります。
もし、あなたが
「自分にできることを探している」
「大切な人のそばに、少しでもあたたかさを届けたい」
そう思っているなら、マシュマロ・タッチを知ってみてください。
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