こんにちは、マシュマロ・タッチの前川です。
ご家族の介護に日々向き合っているあなたへ──
こんなふうに感じることはありませんか?
「疲れているのに、休めない」
「イライラしてしまう」
「自分が頑張んなきゃ…」
そんな思いで毎日を過ごしていても、気づけば心も体もヘトヘトになっていませんか?
目次
介護している多くのご家族は、自分のケアを後回しにしがちです。
でも、本当に必要なのは
あなた自身が癒されること
です。
疲れがたまると、心に余裕がなくなったり、つい強い口調になってしまうこともありますよね。
それは、もしかすると「頑張りすぎたサイン」かもしれません。
「自分をいたわる時間」を持ってもいいんです。休んでもいいんだと、自分に優しく声をかけてみてください。
私自身も、母をがんで看取りました。
母は「自宅で最期を迎えたい」と強く望んでいたため、在宅での看取りに向けて準備を進めていました。
少しずつできないことが増えていく母を前に、私は毎日「何が正解なのか」がわからなくなっていました。
特に、浮腫が進んで寝返りも打てなくなった頃は本当に大変でした。
褥瘡(じょくそう)ができないように、夜中も2時間おきに寝返りを打たせていたのです。
睡眠も取れず、心も体も限界だった私を見て、緩和ケアの先生がこう言ってくれました。
「このままでは、あなたが倒れてしまう。僕がお母さんが入院できるように手配します。」
その一言で、母の入院が決まりました。
当時は、自分のことより母のことで精一杯で、自宅で看取れないことに罪悪感もありました。
今、振り返ると…
介護している私自身にも、ケアが必要だったのだと感じています。
私が母の介護をしていたとき、
「自分が休むなんて考えたこともなかった」のが正直なところです。でも、いま介護に向き合って心身ともに限界に近づいているご家族に、ぜひ伝えたいことがあります。
それが、「レスパイトケア」です。
レスパイトケアは、介護をしているご家族が一時的に介護を手放し、休息を取るための支援のことです。
例えば
・一時的な入院
・施設のショートステイ
・デイサービスなどの利用
・訪問看護・訪問介護の活用 など
「介護者を守る」ことを目的とした制度や支援は、あなたが思っている以上に用意されています。
介護に向き合う中で、「自分が休んでいいのか」と迷う気持ちもあるかもしれません。
でも、休むことは、決して逃げでも甘えでもありません。
介護を続けていくには、介護する人が元気でいることが大前提です。
だからこそ、プロの手を借りることも、立派な“ケアのひとつです。
もし今、「もう限界かもしれない」と感じているなら、
まずは一度、自分自身のことを考える時間を持ってみてください。
私自身も、あのとき
母が入院し、休息を取ることができたことで、母と向き合う気持ちを、取り戻すことができました。
休むことは、自分を取り戻すこと。
そしてそれは、結果的に母へのより良い介護につながったと、今では感じています。
介護に「正解」はありません。
でも、あなたが笑顔でいられる時間を少しでも増やすことは、きっと、ご家族にとっても大切なことです。
頑張るあなたに、ほんのひと時の休憩をあげてください。
それがきっと、いい介護につながります。
そして、タッチングというやさしい方法が、あなたとご家族の心や体をゆるめてくれることもあります。
マシュマロ・タッチは、がんや認知症の患者さんのためのタッチングケアです。
受けた患者さんからは、
「リラックスできた」「気持ちが落ち着いた」「眠くなった」
といった声も寄せられています。
2024年12月には、NHK『おはよう関西』でも、ご家族ができる認知症ケアとして紹介されました。
患者さんとご家族の休息の時間にそっと寄り添うケアとして、マシュマロ・タッチが、あなたのお役に立てるかもしれません。
体験レッスンは随時開催しております。ご希望の方は、お気軽にご連絡ください。
また、以下の場所でもご体験いただけます:
🟠 キューズモールあまがさき 1階「まなびの広場」
・奇数月の第4水曜日
13:00〜15:00
・先着5名様
> 詳細はスケジュールページまたはLINEでもご案内しています。
🟢 厚生労働省
短期入所生活介護(レスパイトケア)のあり方に関する報告書
看護小規模多機能型居宅介護(複合型サービス)について
社保審-介護給付費分科会第100回(H26.4.28) 資料4-1「在宅サービスについて」
地域包括支援センターについて
🟢 国立がん研究センター
がん患者さんのご家族を支える情報
8月の講座スケジュール
【9月】関東で介護ハンドセラピー初級講座開催