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「圧をかけないタッチングケア」が、がん患者さんに届ける安心感の理由とは?

2025/05/27

こんにちは。マシュマロ・タッチの前川知子です。

今回は、よくいただくご質問のひとつにお答えします。

それは「心地よさを伝えるには、どのくらいの力加減がいいんですか?」というものです。

昨年12月にNHKで紹介されたのをきっかけに、タッチングケアに関心を持ってくださる方が増えてきて、うれしく思います。

でも実は、ふだん私たちが「いいな」と思っているマッサージや整体の感覚とは、 マシュマロ・タッチの“心地よさ”は少し違います。

マシュマロ・タッチは、押しません。 揉みません。

ほんのわずかに皮膚にふれるだけ
「マシュマロをつぶさない」くらいのやわらかい圧で、 そっと撫でていくようにタッチします。

それがどうして心地よく感じるのか?
その理由は、皮膚の下にある“やさしいふれ方”だけに反応するセンサー(C触覚線維)に働きかけているからなんです。

この神経は、強い圧や速い動きだと働きが悪くなります。 逆に、ゆっくり、やさしく触れられたときだけに働いて、 脳に「気持ちいいよ」というメッセージを送ってくれます。

つい力が入ってしまう方へ

はじめて触れるとき、 「これで合っているのかな?」「もっと押した方がいいかな?」と、 つい不安になってしまう方もいらっしゃいます。

でも、がん患者さんの皮膚はとてもデリケート。 特に治療中や抗がん剤の副作用がある方には、 ほんの少しの力が刺激になってしまうこともあるんです。

だからこそ、マシュマロ・タッチでは あえて“圧をかけない”タッチを大切にしています。

それでも「気持ちいい」と感じてもらえる理由

不思議かもしれませんが、 圧をかけなくても「気持ちいい」と感じてもらえるのが、 マシュマロ・タッチの特徴です。

それは、筋肉やツボを押すのではなく、 C触覚線維を使って“安心”や“信頼”が伝わるようにふれるから。

やさしく触れることで、患者さんの表情がゆるみ、 「気持ちいいです」「眠くなりました」という声も多くいただいています。

講座では、その“感覚”を体験できます

NHKの番組を見て「ふれてみたい」と思ってくださった方、 ぜひ一度、講座でマシュマロ・タッチを体験してみてください。

ご自身の手で、そのやわらかさと、伝わる心地よさを感じていただけます。

また、マシュマロ・タッチはオンラインでも、その感覚を味わうことができます。

コロナ禍で直接ふれることが難しかったとき、 がん患者さんご自身のセルフケアとして、自宅でできる方法を考えました。

画面越しでも伝わる“やさしいふれ方”を、ぜひ体験してみてください。

「こんなに軽くても、いいんですね」 そう言っていただける瞬間が、私にとっても一番うれしい時間です。

📘 マシュマロ・タッチ講座のご案内

やさしくふれる安心感を、実際に体験してみませんか?

対面・オンライン、どちらでもご参加いただけます。

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