こんにちは。マシュマロ・タッチの前川知子です。
今回は、よくいただくご質問のひとつにお答えします。
それは「心地よさを伝えるには、どのくらいの力加減がいいんですか?」というものです。
昨年12月にNHKで紹介されたのをきっかけに、タッチングケアに関心を持ってくださる方が増えてきて、うれしく思います。
でも実は、ふだん私たちが「いいな」と思っているマッサージや整体の感覚とは、 マシュマロ・タッチの“心地よさ”は少し違います。
目次
マシュマロ・タッチは、押しません。 揉みません。
ほんのわずかに皮膚にふれるだけ「マシュマロをつぶさない」くらいのやわらかい圧で、 そっと撫でていくようにタッチします。
それがどうして心地よく感じるのか?その理由は、皮膚の下にある“やさしいふれ方”だけに反応するセンサー(C触覚線維)に働きかけているからなんです。
この神経は、強い圧や速い動きだと働きが悪くなります。 逆に、ゆっくり、やさしく触れられたときだけに働いて、 脳に「気持ちいいよ」というメッセージを送ってくれます。
はじめて触れるとき、 「これで合っているのかな?」「もっと押した方がいいかな?」と、 つい不安になってしまう方もいらっしゃいます。
でも、がん患者さんの皮膚はとてもデリケート。 特に治療中や抗がん剤の副作用がある方には、 ほんの少しの力が刺激になってしまうこともあるんです。
だからこそ、マシュマロ・タッチでは あえて“圧をかけない”タッチを大切にしています。
不思議かもしれませんが、 圧をかけなくても「気持ちいい」と感じてもらえるのが、 マシュマロ・タッチの特徴です。
それは、筋肉やツボを押すのではなく、 C触覚線維を使って“安心”や“信頼”が伝わるようにふれるから。
やさしく触れることで、患者さんの表情がゆるみ、 「気持ちいいです」「眠くなりました」という声も多くいただいています。
NHKの番組を見て「ふれてみたい」と思ってくださった方、 ぜひ一度、講座でマシュマロ・タッチを体験してみてください。
ご自身の手で、そのやわらかさと、伝わる心地よさを感じていただけます。
また、マシュマロ・タッチはオンラインでも、その感覚を味わうことができます。
コロナ禍で直接ふれることが難しかったとき、 がん患者さんご自身のセルフケアとして、自宅でできる方法を考えました。
画面越しでも伝わる“やさしいふれ方”を、ぜひ体験してみてください。
「こんなに軽くても、いいんですね」 そう言っていただける瞬間が、私にとっても一番うれしい時間です。
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