本を作るには、編集者さんの力がないと本当に出版できません。編集者さんの関わり方で、本のレイアウトや内容も大きく変わります。また、イラストレーターさんの力も外せません。本は私だけでなく、編集者さんイラストレーターさんのチームで作られているんです。
目次
最初はwordにベタ打ちしていました。目次を作って、項目を分けて文章を書き始めました。
文章を書くには、いろんなやり方があると思います。私は、先に目次を作ってから書き始めます。全体の構成を決めて書いた方が楽だからです。
写真は昨年9月に書いた原稿です。久しぶりに見たのですが、出版した本の目次とあまり変わっていないですね。この目次を編集のYさんと共有してから、原稿を書き始めました。
原稿を送ると、編集のYさんから表記ゆれのチェックが入ります。
例えば「肌」と「皮膚」は、
「肌」と「皮膚」を使っているページ毎に、どちらの表現にするか決めなければなりません。迷っていたら、編集のYさんが「こちらの方が、分かりやすいんじゃないですか」とアドバイスしてくれました。
迷ったときに、相談できるのが編集者さんなんです。
ある程度、文章が固まってきたら、次はイラストを決めました。イラストレーターのはやしさんにラフ図を送りました。すごく下手な絵が、とっても可愛いイラストになって返ってくるのが楽しみでした。
下のイラストが送ったラフです。本のイラストと天と地の差があると自分でも思っています💦
はやしさんは、看護系のイラストを描かれるイラストレーターで、本当にすごい方なんです。
レイアウトの関係で、リンパ浮腫のページに空白ができたとき、何を入れるか編集のYさんと悩んでいました。そしたら、サラサラと5分くらいでイラストを描いて「これどうですか?」と差し出されたんです。
え!いつの間にイラストを描いてたの、と編集のYさんと本当にビックリしました。
ちなみにそのイラストは、リンパ浮腫のページだけでなく、本の裏表紙に載せています。
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編集のYさん、イラストレーターのはやしさんと何度もやり取りして、修正を重ねて本ができました。お二人には本当にお世話になりました。心より感謝しております。
本ができるのは、著者ひとりの力ではありません。編集者さんとイラストレーターさんなど多くの方の力を借りてないと、出版できなかったと思います。
つづく
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